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「クリーニングに出したら衣類が・・・」 なんて経験のある方もきっとあると思いますが、その原因はクリーニング店にあるとは限りません!製造されたその衣類自体に問題があることもあります。
ところで、一体どうして・・・
このようなトラブルが起きてしまうのでしょうか。
【色落ち】
クリーニング店の場合でも、家庭で洗う場合でも同じですが洗濯によって色が出てしまうことがありますね。洗濯表示に基づいた適切な洗い方をしていても色が出てしまうのは困ったものです。この衣類の製造過程の不備による色落ちは、洗濯表示がドライクリーニング可でも、ドライクリーニングでドバッと色が出る衣類があったりもするので、クリーニング店にとっては実に困った問題です。
もちろんプロのクリーニング店の場合は洗濯表示だけで判断せず衣類の状態を見ています。だから仮に洗濯表示が「ドライ可」でも見た感じで濃色の場合は色落ちテスト後に単品で洗ったりしています。ところがプロの目から見ても大丈夫そうな衣類の場合、また特に濃色でない衣類の場合は、通常通り他の衣類と一緒に洗濯表示を確認の上で洗ったりします。
しかし製造過程に問題のある衣類の場合、色が出るなど一緒に洗った他の衣類にも色移りが発生しするなど多大な被害が出てしまうことがあります(製造に問題がある場合、色落ちする、しないはプロの目であっても判断は難しいです)。
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このような衣類に直面した場合、クリーニング店は製造メーカーに問い合わせをし、製造において過失はなかったかなど交渉していく形となります。この時に製造メーカーが良心的であれば適切な対応をしてくれます。
しかし悪質なメーカーの場合は対応に応じなかったり、また連絡が取れない場合もあります。またメーカー自体が廃業していたり、海外製品で連絡が取れないもの、取り扱い業者の連絡先が無い場合もあり、クリーニング業者にとっては、とても困った状況に追い込まれてしまうのです。 |
色落ちに関しては、海外製品などに多く発生しているようですが、衣類の状態を見ると根本的に洗う事が出来ないようなレベルであり、正しい検査を経て商品化されているとはとても考えにくい場合があります。
■製造に問題がある衣類はクリーニング店が保証するの?
クリーニング店で取り扱った衣類で、明らかに製造に問題がある衣類の場合、また製造メーカーと連絡が取れない場合、この過失はクリーニング店が全てを追わなくてはいけないのでしょうか?正しい答えは状況によって異なるので断定は出来ませんが、まず理解しなくてはいけないのは、クリーニング店もまた被害者の一人であると言う事です。
製造メーカーの過失によって起きた衣類のトラブルの場合、消費者の立場からすると「最終的に洗ったのはクリーニング店だ!」と言うだろうし、クリーニング店からすると「この衣類は製造の段階で問題があり保障の対象にはならない」となってしまうかもしれませんね。まずはお互いに感情的に成らず、状況をしっかり話し合ったうえで判断していくことが望ましく、このようなケースの場合は第三者(消費者センター)などの判断に任せるのも解決方法の一つではないでしょうか。
【硬化】
硬化とは、字のごとく衣類が硬くなることです。これらは合皮の衣類で発生します。つまり合皮の素材が塩化ビニルで作られていると、ドライ洗浄で油分が抜けて硬くなってしまいます。これはクリーニングのプロであれば知ってることですが、衣類に付いて「素材の表記」が間違ってることによって、このような硬化が起きてしまっているのです。 |
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■合成皮革について
合成皮革には、「ポリウレタン樹脂」「ポリ塩化ビニール樹脂」の2種類があります。ポリウレタン樹脂の場合はドライクリーニングが出来ますが、塩化ビニール樹脂による合成皮革はドライクリーニングをすることによってバリバリに硬くなってしまう特徴があります・要するに合成皮革の「ポリ塩化ビニール樹脂」はドライクリーニングが出来ません。
ところがこの重大な素材の特徴があるにもっ変わらず、衣類に付いてる洗濯表示の「製品の誤表示」は数多くあります。例えば、合成皮革の組成表示が本来は「ポリ塩化ビニル樹脂」と表記しなくてはならないものが間違って「ポリウレタン」となっているものが多くあり、それによって数多くのクリーニングトラブルが発生しているのです。
そもそも間違いと言うよりも、衣料品を製造・販売するメーカーが衣服に使用する素材を正確に把握していないこと、その素材の特徴を知らないこと、つまり「ポリ塩化ビニル樹脂がドライクリーニングできないのを知らない」そのようなケースも多く、信じがたいことですが製造メーカーの誤表示によって、このような問題がが実際に起きています。
【ポリウレタンの劣化】
合成皮革のジャンバーやコートを着てる方を良く見かけますが、ポリウレタン樹脂コーティングされている合成皮革は時間経過で生地が劣化してしまいます。つまりポリウレタン素材の寿命は製造日から約3年と言われています。購入から3年ではありません!
しかし、衣類を販売する時にこの事を、お客様にお知らせしている業者はほとんどありません。ポリウレタンの劣化はクリーニング時のトラブルだけでなく、クローゼットなどの中で保管中に劣化していたなどもあり、素材の特徴をしっかり消費者に伝える必要性があります。 |
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このような寿命ある素材を販売する時は製造メーカーはきちんと表記することが望ましく、また販売する時も、売る事だけを考えるのではなく、購入後のメンテナンス方法など、素材の特徴や性質をきちんと説明した上で販売する事が適切と言えるでしょう。販売員の方で素材の知識を持った方はまだまだ少ないのが現状ですので、この点は今後の大きな課題の一つなのではないでしょうか。
【付属品の問題】
衣類には、問題がないのですがボタンやスパンコールなどの付属品の不具合から色が出たり、硬化したり、はがれ落ちたりすることがあります。もちろん、クリーニング方法が適切出ないことが原因の場合もありますが、製造の段階であまりに不適切な場合もあります。
縫製の不具合や芯地の不具合による変形、使用される接着剤などのにじみ、加工剤の変色や劣化、パルプ抜けなど、さなまざまな衣類の欠陥が原因で発生しています。
■クリーニングに関して
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